Column

医療コラム

2026.10.28

一般歯科

虫歯はなぜできるの?

虫歯はなぜできるの?

虫歯ができる仕組みと、今日からできる予防方法

「毎日歯磨きをしているのに、どうして虫歯になるの?」そんな疑問を持ったことはありませんか? 虫歯は、単に甘いものを食べただけでできるわけではありません。仕組みを知ることが、効果的な予防への第一歩です。

※イラストは仕組みをわかりやすく表した模式図です。

① 虫歯はどうやってできるの?

お口の中の細菌は、食べ物や飲み物に含まれる糖を利用して酸をつくります。その酸によって、歯の表面からカルシウムやリンなどのミネラルが溶け出します。これを「脱灰(だっかい)」といいます。

脱灰が繰り返され、歯の修復が追いつかなくなると、やがて歯に穴があき、虫歯へと進行することがあります。

② 虫歯ができる4つの要因

細菌
糖を利用して酸をつくる細菌
糖
細菌が酸をつくる材料になる糖分
歯の質
歯の酸に対する抵抗性や状態
時間
歯が酸にさらされる時間や頻度

これらの条件が重なることで、虫歯のリスクが高くなります。

③ 歯は毎日、溶けたり修復されたりしている!

脱灰:酸によって歯のミネラルが溶け出すこと。

再石灰化:唾液中のカルシウムやリンなどが歯に戻り、初期の脱灰を修復する働き。

食事のたびにお口の中の環境は変化し、脱灰と再石灰化が繰り返されます。間食や甘い飲み物の摂取が頻繁になると、脱灰が優位な時間が長くなり、虫歯のリスクが高まります。

※再石灰化で改善が期待できるのは主に初期の脱灰です。穴があいた虫歯が自然に元通りになるわけではありません。

④ 虫歯になりやすい食習慣とは?

虫歯予防で大切なのは、糖分の量だけでなく「糖分を摂取する回数やタイミング」です。甘いジュースを少しずつ長時間飲んだり、お菓子を何度もつまんだりすると、歯が酸にさらされる機会が増えます。

おやつを楽しむこと自体が悪いわけではありません。

食べる時間を決めて、だらだら食べ続けない習慣を意識しましょう。

⑤ 今日からできる虫歯予防

  • 毎日の歯磨きを丁寧に:歯ブラシに加え、デンタルフロスなどで歯と歯の間も清掃しましょう。
  • フッ化物を上手に活用:年齢に合った濃度・量のフッ化物配合歯磨剤や、必要に応じた歯科医院でのフッ化物塗布を活用しましょう。
  • 間食の回数を意識:甘い飲み物やお菓子を頻繁に摂る習慣を見直しましょう。
  • 定期的に歯科医院でチェック:虫歯のリスクに合わせて、適切な受診間隔や予防方法を相談しましょう。

⑥ ニコリノ歯科からのメッセージ

虫歯は、できてから治療するだけでなく、できる前に予防することが大切です。ニコリノ歯科・大人こども矯正歯科では、お子さまから大人の方まで、一人ひとりのお口の状態や生活習慣に合わせた予防ケアをご提案しています。

大切な歯を健康に保つために、一緒に虫歯予防に取り組んでいきましょう。

ニコリノ歯科・大人こども矯正歯科

院長 矢鳴 惠

医院ホームページはこちら